Ⅰ はじめに
人工知能やIoT(モノのインターネット)化が進み、第4次産業革命といわれる現代社会において、仕事の雇用体系なども大きく変わるといわれている。そうした変化の激しいこれからの社会においては、新たな価値を創造する力が求められ、新学習指導要領においても、「何を知っているか」だけではなく実際の問題状況で「何ができるか」、「理解していること・できることをどう使うか」、「どのように社会や世界と関わり、問題を仲間と解決しながらよりよい人生を送るか」ということが求められている。
こうした現状をふまえ、本校の新しい「総合的な学習の時間」では、「社会参画力」を柱とし、地域や社会について考える探求的な学習を通して、社会の多様な問題を発見し、よりよい社会を形成するために他者と協働して主体的に解決に向かい、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することとした。教科や領域での知識や技能等を、横断的、総合的に活用し、地域・社会、大学とのつながりや保護者との連携を大切にしながら探究的な活動を通して概念的な知識の獲得を目指すものである。
なお、本校の総合的な学習の時間は、平成29年度からは、国立教育研究所教育課程研究指定を受け研究を進めている。
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