令和2年度 公開授業研究会について

令和2年度 北海道教育大学附属札幌中学校 公開授業研究会を終えて

 

研究の目的

 

自ら判断・行動し、未来の創り手となる個の育成(2年次) -課題解決のための方略を自覚的に用いる姿を目指した【振り返り(自己評価)】や【支援のあり方】-

 

 

 新型コロナウィルス感染拡大の状況に鑑み、今年度は例年開催されておりました教育研究大会を中止し、公開授業研究会の名称で開催いたしました。当初は生徒の生き生きとした学び合いの様子を直接ご覧いただきたいとの願いから、対面での公開授業を目指して準備を進めて参りましたが、実施直前になって感染状況が再び悪化したため、やむなく、動画の配信に切り替えさせていただきました。お申し込みいただいた方には誠に申し訳ありませんでした。

 

しかしながら、当初平日開催の予定にも関わらず、札幌市や道内だけでなく、全国各地から330名もの先生方にお申し込みいただき、アンケートを通して多くのご指導、ご助言をいただきました。本会の開催にあたりまして、多くの皆様にご支援ご協力をいただき、感謝申し上げます。

 

 今次研究の目的「自ら判断・行動し、未来の創り手となる個」は今年度で2年目を向かえました。研究を進めるにあたって特に重視したことの一つが、エビデンスを重視した研究推進でした。今年度、自己調整学習の論を参考とし、櫻井茂男先生の「自ら学ぶ意欲のプロセスモデル」に当てはめながら授業実践を継続したのは、量的分析と質的分析を課題に対する手立てとして取り入れたのが始まりでした。研究1年次に「生徒の学びに対する主体性」に着目して、私たちの日々の実践を謙虚に見つめ直しながら始まった今次研究は、一歩ずつ、着実に前進してきていると感じております。

 

今後もまた、皆様からいただいたご助言をもとに、研究と実践を重ね、一層深めて参りたいと思います。 今後とも、本校の教育研究に対しまして、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

研究主任 杉本 泰範

 

続きはPDFファイルでご覧ください。

PDFファイル: 令和2年度 公開授業研究会について